WiMAXをはじめとしたモバイルWiFiルーターで耳にする「クレードル」というワード。WiMAXの本体を充電するための純正スタンドの役割の他にも、さまざまな機能があります。
なんとなく「一緒に買っておいたほうが良いのでは?」と考える方も多いと思いますが、WiMAX用のクレードルが不要な理由を3つご紹介します。
この記事でわかること
WiMAXクレードルとは?
クレードルとは、WiMAXをはじめとしたモバイルWiFiルーターの本体を充電したり、LANケーブルを接続して有線インターネットとして利用するためのスタンドのような機器です。
一見すると単なるスタンドのように見えますが、有線インターネットの環境が必要な方にとっては必要不可欠なアイテムといえるでしょう。
有線LAN接続ができる
クレードルの主な利用目的である有線LAN接続。そもそもパソコン自体がWiFi通信に対応していないケースは稀ですが、古いパソコンや自作のパソコンを利用している方のなかには有線LANでの接続が必要なケースも多いでしょう。
また、そもそもWiFiよりも有線LANのほうが速度も速く、セキュリティ上も安心できるという理由から有線LAN接続をする方も多いです。
クレードルがなければWiMAXの本体からLANケーブルを接続する手段がないため、重要なアイテムであることに違いありません。
有線LANを無線LANに変更できる
クレードルの利用用途として意外と知られていないのが、有線LANから無線LANへの変換機能です。ホテルなどのLAN回線をクレードルに差し込むことで、無線ルーターのように利用することができます。
一部のホテルでは無料WiFiのサービスが提供されていなかったり、速度が十分出ないケースもあります。しかし、有線LANを利用すれば無線に比べて安定した速度を確保できるため、出張や旅行の多い方には特におすすめです。
価格は2000円~4000円
クレードルはWiMAXの本体によっても形状が変わるため、それぞれの機種専用のものを選ぶ必要があります。価格は2,000円〜4,000円程度が相場となっており、さまざまな購入方法があります。
WiMAXのクレードルを購入する方法
WiMAXのクレードルを購入する方法としては、主に以下の3つのパターンが考えられます。
- WiMAXの申し込み時に購入する
- アクセサリーショップで購入する
- ネットで購入する
契約時にオプション品として併せて購入するユーザーも多いですが、製品によってはクレードル自体のラインアップがなかったり、取り寄せが必要なこともあります。
クレードル自体はスマートフォンのアクセサリーを販売している店頭やネットショッピングでも手に入るため、もしクレードルの購入を迷っている場合はWiMAXを利用したうえで判断してからでも遅くはないでしょう。
また、純正のオプション品として取り寄せて購入した場合、そもそもの価格が高いこともあるため、事前にネットショッピングサイトなどで取り扱っていないかを確認しておくことも重要です。
WiMAXだとクレードルは要らない3つの理由
WiMAXのクレードルはたしかに便利なアイテムですが、必ずしも全てのユーザーにとって必要不可欠なものではありません。自分自身にとっては本当にクレードルは必要なのか、あらためて考えてみましょう。
不要な理由
- USBケーブルで充電できる
- 有線LANを使う機会がない
- キャッシュバックが減る
今回はWiMAXのクレードルが必要ではないパターンとして3つの理由を挙げてみました。
1.USBケーブルで充電できる
WiMAXの本体を充電する際に便利なクレードルですが、そもそもWiMAX本体はUSBケーブル1本あれば充電が可能です。
当然のことではありますが、スマートフォンと同様にUSBケーブルを直接挿入した状態での使い方に特に不満がないのであれば、クレードルを購入する必要はないといえるでしょう。
2.有線LANを使う機会がない
クレードルの最大のメリットである有線LAN接続。たしかにWiFiに比べて通信速度が速くなるというメリットはありますが、そもそもパソコンでインターネットを利用する機会がどれほどあるかを考えてみましょう。
仮に頻繁に利用していたとしても、それほど速度についてシビアなスペックが求められているでしょうか。もし仮にそのような使い方が必要なのであれば、そもそもWiMAXよりも固定回線のほうが安定性は高いかもしれません。
3.キャッシュバックが減る
最後の理由としてご紹介するのが、キャッシュバック特典についてです。もしWiMAXの契約と同時にクレードルをオーダーした場合、キャッシュバック特典を付与しているプロバイダであればその特典金額が減少してしまうケースがあります。
そのため、仮にどうしてもクレードルが必要であったとしても、申込み時に同時にクレードルをオーダーするのではなく、契約後に別途アクセサリーショップやネットショッピングなどで安く購入するほうがお得であるといえるでしょう。
多くの人にとってクレードルは必要ない
今回ご紹介してきたように、有線LAN接続がどうしても必要な方を除き、多くの人にとってクレードルは必要ないといえます。
たしかに純正のスタンドのように充電している姿は美しいですが、そのためだけに数千円という金額を出して購入するのは良い方法とはいえません。
汎用のスマホ用スタンドでも対応できるケースが多いため、代用できるものがないか今一度検討してみましょう。