「WiMAXの契約先が多すぎてわかりにくい…」
「どこで契約したらお得なの?」
たくさんのWiMAXプロバイダがあるため、それら全てを比較することは簡単ではありませんよね。
「ひと目で料金の違いがわかる比較表がみたい!」
そんな方に向けて、人気WiMAXプロバイダ各社の比較表を作成しました。
比較表でわかること
- 実質の月額料金
- キャッシュバック金額を含めた総額費用
- プロバイダ毎の契約期間とキャンペーン
総額で5万円以上の差が開くこともあるため、契約前の参考にしてみてください。
この記事でわかること
WiMAX契約で選ぶポイント
まずはWiMAXのプロバイダを選ぶうえでのポイントとなる事柄をいくつかご紹介していきましょう。
ポイント
- 7GB or ギガ放題プランを決める
- ルーター機種は最新がおすすめ
- プロバイダを比較する
今回は多くのプロバイダに共通していえる3つのポイントに絞って解説します。
1.7GB or ギガ放題プランを決める
WiMAXのプロバイダの多くは月間のデータ容量が7GBまで上限が決まっているプランと、上限がないギガ放題のプランが用意されています。
自宅はもちろん、外出先や勤務先でもインターネットを利用する場合は、7GBのプランでは上限に達してしまう可能性が大きいです。
月額料金も大きく変わらないため、ギガ放題プランを選択したほうが快適にインターネットが利用できることでしょう。ちなみに、契約後であっても料金プランを変更することは可能です。
2.ルーター機種は最新がおすすめ
料金プランを決めたら、WiMAXルーターの端末を決めましょう。今回は比較の一例としてW06とWX05という2つの機種を取りあげてみました。
機種 | W06 | WX05 |
---|---|---|
発売時期 | 2019年1月 | 2018年11月 |
最大速度(下り) | 867Mbps | 440Mbps |
最大速度(上り) | 75Mbps | 75Mbps |
上記比較表からも分かる通り、発売時期がわずか2ヶ月しか変わらないにもかかわらず、下り最大速度はW06のほうがはるかに速いことが分かります。
WiMAXのルーター本体はできるだけ最新機種を選択したほうがより長く使い続けることができるでしょう。
3.プロバイダを比較する
3つ目のポイントが、プロバイダの比較です。プロバイダによって大きく変わるのは、キャンペーンの内容です。
キャンペーン内容
- 月額料金の割引
- キャッシュバック(現金や商品券)
- 端末代金の割引
など、プロバイダ各社はさまざまな手法でユーザーを獲得しようとキャンペーンを展開しています。
キャッシュバック特典は一定の期間利用し続けた後で特典を受けられる権利が発生しますが、受け取りの手続きを忘れるユーザーも多いです。
そのため、月額料金の割引特典を選択したほうが受け取り忘れを防ぐことができます。
WiMAXプロバイダ7社の比較表
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ギガ放題 | 実質月額 | キャッシュバック | 契約 期間 |
---|---|---|---|
GMOとくとくBB キャッシュバック |
3,476円 | 30,000円 | 3年 |
GMOとくとくBB 月額割引 |
3,608円 | 3,000円 | 3年 |
Broad WiMAX | 3,671円 | 0円 | 3年 |
カシモWiMAX | 3,768円 | 0円 | 3年 |
So-net WiMAX | 4,129円 | 0円 | 3年 |
受付終了 | |||
BIGLOBE WiMAX | 4,580円 | 15,000円 | 1年 |
UQ WiMAX | 4,630円 | 0円 | 2年 |
ギガ放題 | 総額費用 | 支払い方法 |
---|---|---|
GMOとくとくBB キャッシュバック |
125,160円 | クレジットカード |
GMOとくとくBB 月額割引 |
129,904円 | クレジットカード |
Broad WiMAX | 132,176円 | 口座振替、クレジットカード |
カシモWiMAX | 135,668円 | クレジットカード |
So-net WiMAX | 148,656円 | クレジットカード |
173,890円 | クレジットカード | |
BIGLOBE WiMAX | 54,960円 | 口座振替、クレジットカード |
UQ WiMAX | 108,120円 | 口座振替、クレジットカード |
ギガ放題 | ポイント | おすすめ度 |
---|---|---|
GMOとくとくBB キャッシュバック |
高額キャッシュバックで最安値 ※受け取りは12か月後 |
|
GMOとくとくBB 月額割引 |
月額料金、総額費用ともに安い ★キャッシュバック受け取り忘れのリスクがない |
|
Broad WiMAX | ★他社からの乗り換えで違約金を負担してもらえる | |
カシモWiMAX | 料金が比較的安い | |
So-net WiMAX | 料金が高め | |
高額のためおすすめできない | ||
BIGLOBE WiMAX | 1年契約ができる、料金は割高 | |
UQ WiMAX | 2年契約ができる、料金は割高 |
補足
※1.総額費用…初期費用+(月額料金×契約期間)+機種代金-キャッシュバックで計算しています。
※2.実質月額…総額費用÷契約期間で計算しています。
数あるWiMAXプロバイダの中から、いくつか代表的なプロバイダの違いが分かるように比較表を作ってみました。月額料金の安さやキャンペーン内容、キャッシュバック金額などはプロバイダによって大幅に異なります。
総合的に見てどのプロバイダがお得であるかはトータルの負担金額を比較することで分かります。先ほども軽く触れましたが、契約特典としてキャッシュバックを選択してしまうと、特典の受け取りを忘れてしまう可能性もあります。
確実に特典を受け取るのであれば、GMOとくとくBBの月額割引がおすすめです。
おすすめのWiMAXプロバイダ7社
WiMAXの代表的なプロバイダ7社を比較してみましょう。
1.GMOとくとくBB WiMAX【最安値】
【キャッシュバックキャンペーン】
【月額割引キャンペーン】
実質月額(キャッシュバック):3,476円
実質月額(月額割引) :3,608円
こんな方におすすめ
- 高額キャッシュバックを受け取りたい方
- 最安値の月額料金で契約したい方
最大30,000円のキャッシュバック特典があるGMOとくとくBB WiMAX。端末代金0円で初期コストも安く、月額費用も抑えられます。
一番お得にWiMAXを契約したいという方におすすめです。また、初期契約解除制度も用意されているため、万が一電波の状態が悪くても安心です。
2.Broad WiMAX【乗り換え特典】
実質月額:3,671円
こんな方におすすめ
- WiMAXを乗り換えで契約したい方
- 月額料金の安さを重視する方
Broad WiMAXは乗り換え割引が充実しており、他社WiMAXからの乗り換えの際に最大19,000円までの違約金をBroad WiMAXが負担してくれるキャンペーンを実施しています。
さらに端末代金も全機種0円となっており、初期費用を抑えることもできます。
3.カシモWiMAX
実質月額:3,678円
月額料金の安さを重視する方にはカシモWiMAXがおすすめ。WiMAXプロバイダのなかでも低価格な月額料金で利用でき、さらに充実したサポート体制も大きな魅力。
大々的なプロモーションを行っているプロバイダではありませんが、多くのユーザーから支持を獲得しています。
端末代金無料、初月の月額料金も無料で利用できるため、イニシャルコストをできるだけ安く抑えたい方にもマッチするプロバイダではないでしょうか。
4.So-net WiMAX
実質月額:4,129円
SONYが提供しているWiMAXプロバイダのSo-net。大手ならではの充実したサポート体制で、安心できるのではないでしょうか。
また、月額料金が契約期間中で変更となることがなくシンプルで、分かりやすいことも大きなメリット。2年10ヶ月目以降であれば機種変更も可能であるため、長く利用する前提で考えるとおすすめのプロバイダです。
5.@nifty WiMAX
※新規受付を終了
@niftyも固定インターネット回線のプロバイダとしても有名なプロバイダです。契約特典のキャンペーンとしては、3万円分のキャッシュバックもしくは月額料金から毎月700円を36ヶ月間割引する特典を選択できます。
auスマートバリューmineにも対応しているため、auユーザーで月額料金を抑えたい方には最適なプロバイダといえるでしょう。
6.BIGLOBE WiMAX【1年契約】
実質月額:4,580円
こんな方におすすめ
- WiMAXを1年契約したい方
固定インターネット回線のプロバイダとしても長い歴史を誇るBIGLOBE。月額料金の安さはもちろんですが、大手ならではの手厚いサポート体制も魅力のひとつ。
また、WiMAXプロバイダとしては珍しく口座振替払いにも対応しており、クレジットカードを持っていない方も契約可能です。
7.UQ WiMAX【2年契約】
実質月額:4,630円
こんな方におすすめ
- WiMAXを2年契約したい方
UQ WiMAXの特徴はなんといっても実店舗を構えている点が挙げられます。大手携帯電話キャリアほど多くのショップはありませんが、大型のショッピングセンターや家電量販店にはUQ WiMAXのブースが構えられていることが多いです。
多くの店舗は新規契約以外対応していませんが、それでも対面で担当者と会話ができるという点においては安心できるのではないでしょうか。他のプロバイダに比べて月額料金は割高になってしまいますが、サポート力を重視する方にとっては最適なプロバイダといえそうです。
WiMAXを契約する前に知りたい疑問
WiMAXを契約するうえで、次のような疑問はありませんか?
- WiMAXと固定回線どっちが向いてる?
- WiMAX通信エリアの確認方法
- WiMAXのルーター機種を比較したい
- WiMAXの通信速度は?最大1.2Gbps
- 3日で10GB以上消費すると通信制限にかかる
- WiMAXとLTE回線の違い
- ハイスピードエリアモードって?
なかでも多くのユーザーが悩みがちな代表的なポイントをご紹介しましょう。
どっちが向いてる?WiMAXと固定回線を比較
WiMAX | 固定回線(フレッツ光) | |
---|---|---|
月額料金 | 2500円程度~ | 4500円程度~ |
開通工事 | 不要 すぐに利用できる |
2週間~1ヶ月程度 |
メリット | ・自宅以外でも利用できる ・端末が届いたその日から使える ・引っ越し手続きが不要 ・月額料金が安い |
・ネットワーク回線が安定している ・通信量に制限がない |
デメリット | ・データ通信量に制限あり | ・自宅内でしか使えない ・開通まで1ヶ月以上かかる場合も多い ・引っ越し手続きが必要 ・月額料金が高め |
おすすめな人 | ・家と外でもネットを利用 ・転勤、引っ越しが多い ・月額料金を抑えたい |
・室内のみで利用かつ、 大量のデータ通信する人 |
従来はインターネット回線といえば固定回線が多く利用されていましたが、最近ではWiMAXをはじめとしてモバイルインターネット回線が進化。
固定回線と遜色がないほど多くのメリットが得られるようになりました。そのため、徐々に固定回線からWiMAXへ切り替えるユーザーも増えてきています。
WiMAX通信エリアの確認方法
WiMAXを契約前にぜひ確認しておきたいのが、サービスエリアです。WiMAXのプロバイダ各社ではサービスエリアマップを公開しており、地図上から対応エリアについて確認できます。
現在WiMAXのメインで使用されている電波の種類は「WiMAX2+」とよばれるもので、高速で安定したネットワーク品質を誇ります。
自宅や職場など、頻繁にインターネットを利用する場所の住所を登録し、ピンポイントエリア判定で検索することも可能です。サービスエリアマップよりも詳細なエリア判定が可能であるため、ぜひ契約前に確認しておきましょう。
ちなみに、WiMAXのエリア判定が「✕」や「△」の場合、そのまま契約してしまうと初期契約解除制度の対象外となってしまう可能性もあるため注意が必要です。
WiMAXのルーター機種を比較
次にWiMAXのルーター本体の性能を比較してみましょう。今回は代表的な3機種を取り上げてみました。W06、W05はモバイルWiFi端末、HOME L02は自宅内に固定して利用するホームWiFi端末です。
W06 | W05 | HOME L02 | |
---|---|---|---|
最大速度(下り) | 867Mbps | 708Mbps | 867Mbps |
最大速度(上り) | 75Mbps | 75Mbps | 75Mbps |
本体重量 | 125g | 131g | 436g |
サイズ | 128×64×11.9mm | 130×55×12.6mm | 93×178×93mm |
上記の比較表からも分かる通り、持ち運びを重視するのであればW06がおすすめです。
宅内のみ(置くだけWiFi)で固定で使用する前提であれば、バッテリー残量を気にする必要のないHOME L02がおすすめといえるでしょう。おすすめの置くだけWiFiはこちら
WiMAXの通信速度は最大1.2Gbps
WiMAXプロバイダの多くは高速インターネットをセールスポイントとして訴求していますが、最大速度は光回線以上の1.2Gbpsを誇ります。
ただし、このスピードは都市圏を中心に一部地域のみで提供されているものであり、地方ではこれよりもスピードは低下します。
しかし、それでも一般的なインターネットの使い方においては必要十分な速度といえるでしょう。
WiMAX2+ | WiMAX | LTE | |
---|---|---|---|
ダウンロード最大速度 | 440Mbps 一部地域では最大1.2Gbps |
13.3Mbps | 75Mbps |
3日で10GB以上消費すると通信制限にかかる
WiMAXプロバイダの多くはデータ容量無制限のギガ放題プランを提供していますが、じつは完全に無制限というものではありません。
3日間で10GB以上のデータ通信量に達した場合、夜間に速度が1Mbps程度に制限されてしまいます。
実際のところ10GBというデータ容量を聞いてもピンとこない方も多いと思いますが、以下を目安にしていただけると分かりやすいかと思います。
10GBのデータ通信量目安 | |
---|---|
WEBページ閲覧 | 約25,000ページ |
約30,000ツイート | |
YouTube標準画質 | 約33時間 |
YouTube高画質 | 約16時間 |
Netflix高画質 | 約10時間 |
ネクストモバイルは3日で10GBの制限なし
3日間で10GBのデータ容量制限は多くのWiMAXプロバイダが共通して設定しているのですが、唯一ネクストモバイルというプロバイダのみは3日間で10GBの制限が設けられていません。
しかしその代わりに1ヶ月あたりのデータ容量が20GB、30GB、50GBと定められており、料金プランもそれぞれ異なります。
このようなデータ容量の制限は、多くのユーザーが大量にネットワーク回線を使用しパンクさせないようにするための対策でもあるため、固定回線のように完全に無制限にするというプランは今のところ実現が難しいといえるでしょう。
WiMAXとLTE回線の違い
WiMAXのエリア確認の際に出てくるLTEという文言があります。携帯電話キャリアが使用している電波としてもおなじみのLTEですが、じつはWiMAXではauのLTE回線も利用できます。
ただしLTEはWiMAXと違い月間で利用できるデータ容量が7GBまでと決まっています。
WiMAXの端末でWiMAXとLTEの電波を切り替えることができるのですが、この切替作業を忘れていると、あっという間にLTE回線が7GBに達してしまうため注意が必要です。
特に地方へ行った際にWiMAXからLTEへ切り替えた際に起こりがちなトラブルです。くれぐれも電波の切り替え忘れのないようにしましょう。
ハイスピードエリアモードって?
ハイスピードエリアモードとはWiMAX2+の通信として使用する通信モードのことを指します。もっともメインで利用するWiMAX電波といっても良いでしょう。
通信モードはWiMAX端末側で変更でき、ハイスピードエリアモードのほかにハイスピードプラスエリアモードもあります。
ハイスピードプラスエリアモードはauのLTEを併用したネットワークのため、月間7GBの上限があります。
WiMAXプロバイダの多くが提供しているギガ放題とは、このハイスピードエリアモード内での通信に適用されると考えておきましょう。
WiMAX比較ポイントまとめ
WiMAXを契約するうえでプロバイダ選びは避けて通れません。プロバイダによって提供している料金プランやキャンペーン、特典なども異なり、使い方に合ったプロバイダを選択する必要があります。
また、サポート体制や手続きの簡単さも選ぶうえでの大きなポイントとなることでしょう。
多くのWiMAXプロバイダは実店舗を構えていないため、ユーザー自らが情報収集を行い、自分に合ったプロバイダを考えたうえで選択する必要があります。
WiMAXに対応したプロバイダは多数ありますが、今回ご紹介した7社はそのなかでも特に人気のあるプロバイダです。
月額料金の安さで選ぶのか、キャッシュバックなどの特典で選ぶのか、またはサポート体制で選ぶのかなど、それぞれのニーズにマッチした事業者を選定するための参考にしていただければ幸いです。