モバイルWiFiサービスはさまざまな事業者、プロバイダが提供しており、どのサービスを選択すれば良いのか迷う方も多いですよね。
大手通信キャリアが提供しているモバイルWiFiサービスはサービスエリアの広さがメリットですが、料金の高さがネックとなり頭を悩ませている方も少なくありません。
そこでおすすめなのが、FUJI WiFiというモバイルWiFiサービスです。今回は、FUJI WiFiとはどのようなサービスなのか、実際のユーザーの評判なども含めて詳しく紹介していきます。
この記事でわかること
FUJI WiFiの基本情報
FUJI WiFiというサービスを初めて耳にする方も多いのではないでしょうか。FUJI WiFiとはソフトバンクの通信回線を借りてモバイルWiFiを展開しているものです。東京都新宿区に拠点を構える株式会社レグルスという会社がサービスを提供しています。
もともとは人材派遣業や通信代理店事業などを展開している会社で、そのなかのひとつの事業としてFUJI WiFiを展開。モバイル通信全般の契約にありがちな長期契約や違約金の支払いなどが必要なく、単月からでも利用できる提供方式を採用しています。
旅行用として短期間で良いので契約したい方、または引っ越したばかりで固定回線がつながるまでの数ヶ月間だけ利用したい方など、さまざまな事情を抱えた人にとって最適なモバイルWiFiサービスです。
もちろん、通常のモバイルWiFiサービスのように外出先用として長期利用を前提とした契約も可能です。FUJI WiFiは長期利用者から短期利用者まで、あらゆるニーズに対応できるモバイルWiFiサービスといえるでしょう。
FUJI WiFiの口コミ評判
FUJI WiFiを実際に利用しているユーザーの口コミ情報をいくつか見ていきましょう。
ポイント
- レンタルWiFiなので運が悪いと古い機種が届く
- サービス対応エリアはソフトバンクなので快適
- サポート体制が整っている
1.レンタルWiFiなので運が悪いと古い機種が届く
うおーFUJI WIFI(モバイルルーター)、故障→交換から復活。長かった…。郵送費こっち持ちで送って、使用できなかった10日間は日割りになる訳でもなく、ようやく届いた製品は前のよりデカく古い型。しかも新品だった前回と違って傷や凹みのある中古品。だが買ってる訳でなくレンタルゆえ耐えねばならぬ
— シモヤナギとイゾルデ (@Shibagaki_0701) 2019年1月22日
FUJI WiFiの端末はレンタルでの契約となるため、必ずしも新品の端末が届くとは限りません。
そもそも短期利用を前提としたユーザーもいることを考えると、新規契約ユーザーにもれなく新品の端末が届くとは考えづらいのは確かです。そのため、場合によっては古い端末が届くこともあるようです。
2.サービス対応エリアはソフトバンクなので快適
自宅にWiFiつくまで使用してました
SoftBank回線を借り上げてるらしく、そこまで遅いと感じなかったことと
WiMAXだと3日で何G通信制限みたいなのありますがFujiWiFiはないので快適
1人で使うなら月100Gでも快適やと思います
動画上げたりするのに快適かは分からないですが…— ジョニィ@雑多趣味垢 (@jonyi06) 2019年3月13日
ソフトバンクの通信設備を利用してサービス提供されているため、安定した通信品質が実現できているようです。
3.サポート体制が整っている
FujiWiFiのなにがいいってサポートだな。電話つながるし、懇切丁寧だし。もういうことない。
— デリカシー@ハミゲール (@ancolo55) 2017年12月13日
FUJI WiFiのサポートセンターは電話がつながりやすく、満足いただいているユーザーも多いようです。ただし、月末や週明けなどは一時的に電話がつながりにくい時間帯もあるため、時間を見て電話するようにしましょう。
FUJI WiFiのメリット
あらためてFUJI WiFiのメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット
- 契約期間の縛りがない
- 違約金がない
- 月額料金が安い
- プランが充実している
今回は「契約期間」「違約金」「月額料金」「料金プラン」の4つのポイントを中心に紹介していきます。
1.契約期間の縛りがない
FUJI WiFiには大手通信キャリアやWiMAXプロバイダにありがちな2年・3年といった長期利用を前提とした契約期間がありません。
通常、携帯電話やスマートフォン、モバイルWiFiといったサービスは、最低でも2年以上の利用を前提として契約する必要がありますが、FUJI WiFiの場合は1ヶ月単位での契約が可能であるため、使いたいときに短期での契約が可能になります。
また、端末はレンタルでの契約となっているため、万が一数ヶ月程度で解約したとしても、端末の分割金が残ってしまうといった心配もありません。
2.違約金がない
契約期間が設けられていないということは、当然のことながら解約時に通常発生する違約金が存在しません。
WiMAXの場合は最大19,000円程度の違約金がかかることもありますが、FUJI WiFiの場合は仮に短期間で解約したとしても月額料金を支払っていればすぐに解約が可能です。
3.月額料金が安い
FUJI WiFiは実質の月額料金が2,180円からという低価格で利用でき、毎月の通信費を抑えたいという方には最適なサービスです。
しかも、上記の最安プランであっても1ヶ月あたり25GBという大容量のデータ通信が可能なため、安いだけではなく実用性にも優れています。コストパフォーマンスとしては極めて優秀な料金プランといえるのではないでしょうか。
4.料金プランが充実している
通常プラン【1ヶ月から長期まで気軽に】
通常のモバイルWiFiサービスやWiMAXプロバイダの場合、用意されている料金プランの数は決して多くはないものです。
しかし、FUJI WiFiには10種類以上もの料金プランが用意されており、用途や利用期間に応じて最適なプランから選択することができます。
おまとめプラン【中長期利用におすすめ】
中長期での利用を前提として「おまとめプラン」は、25GB〜200GBプラン、さらには容量無制限の中から選択できます。
3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、13ヶ月という期間に応じて決められた金額を先に一括で支払うことによって、1ヶ月あたりの実質料金を抑えるプランです。先ほど紹介した最安の2,180円という価格は、おまとめ25GBプランで13ヶ月契約した場合の1ヶ月分に相当する金額です。
短期間での利用を前提としている方には、「通常プラン」がおすすめ。おまとめプランのように一括で支払うのではなく、毎月一定額を支払うプランです。
通常プランの場合、25GB〜200GBプラン、容量無制限プランに加えて、WiMAX2+が利用できる「WiMAX2+with au4G LTE」というプランも選択できます。
このように、さまざまな状況、利用期間に応じて最適な料金プランを選択できるのがFUJI WiFiの強みといえるでしょう。
FUJI WiFiのデメリット
FUJI WiFiのメリットは多いことが分かりましたが、当然のことながらデメリットとして考えられることも多いです。
デメリット
- 料金の支払いが前払い制
- 料金を徐々に値上げしている
- 4G/LTEの使い放題プランは他社と比較して高い
- サービスを長く利用できるかは不明
- 支払いがクレジットカードのみ
- 個人契約はレグルス会員に加入しないといけない
- 過去に個人情報の流出事故がある
今回は、FUJI WiFiのデメリットを7つのポイントに絞って挙げてみます。
1.料金の支払いが前払い制
FUJI WiFiの「おまとめプラン」の場合、通常のような毎月料金を支払う方式ではなく、初回の契約時に一定期間の料金を一括で支払わなくてはなりません。
確かに毎月の料金で割って計算するとお得にはなるのですが、実質料金の安さに釣られてしまうと多額の初期費用に苦しめられるケースも少なくありません。
特に他社からの乗り換えを検討している場合、他社の違約金を支払ったうえで前払い料金を支払うことは経済的に余裕がないと難しいといえます。
また、なんらかの事情により、当初予定していた契約期間よりも早く解約しなればならなくなってしまうと、結果的に決してお得とはいえません。
2.料金を徐々に値上げしている
FUJI WiFiを初めて契約する方にとっては体感しづらいポイントですが、実はこれまでFUJI WiFiは料金プランを徐々に値上げしています。
通信事業を開始して長い歴史がある会社でもないため、ノウハウがなく適宜料金プランを改訂することは仕方ないことかもしれませんが、今後長く利用していくという前提で考えると、決してメリットとはいえないポイントです。
3.4G/LTEの使い放題プランは他社と比較して高い
通常プランの場合、4G/LTEでの容量無制限プランは月額6,000円に設定されています。これは他社に比べると割高な料金設定となっており、デメリットとして挙げざるを得ないでしょう。
ただし、最低利用期間という縛りがない分、多少料金が高くなってしまうのは仕方のないことです。あえてデメリットとして挙げていますが、これも人によって使い方は異なるため十分比較したうえで検討してみるのが良いでしょう。
4.サービスを長く利用できるかは不明
FUJI WiFiに限ったことではありませんが、大手通信キャリア以外のMVNOとよばれるサービスやプロバイダは、新規参入したものの撤退していくケースも少なくありません。
当然のことながら、事業が撤退することになると継続してサービスを利用することができなくなります。また、仮に第三者が事業を引き継ぐ形になったとしても、現在と全く同じ条件や料金プランで利用できるという保証はありません。
契約期間を設けないという斬新なプラン展開はFUJI WiFi以外で実績がほとんどないため、場合によっては十分な利益が見込めなくなる可能性もゼロではありません。
5.支払いがクレジットカードのみ
FUJI WiFiに限らず多くのMVNOに共通して言えることではありますが、毎月の料金支払をクレジットカード払いで登録しなければなりません。
大手通信キャリアのように口座引き落としで登録することはできないため、何らかの事情によってクレジットカード登録ができない方にとっては大きなデメリットといえます。
6.個人契約はレグルス会員に加入しないといけない
FUJI WiFiを契約する場合、WEB上での申込み手続きになるのですが、そのためには「レグルス会員」として登録したうえで申し込む必要があります。
特に料金などが発生することはないのですが、何らかの勧誘などが来る可能性はゼロではありません。
また、株式会社レグルスは人材派遣をメインに事業を展開している会社ですが、会員登録したからといって派遣登録が行われるというものでもないようです。
7.過去に個人情報の流出事故がある
FUJI WiFiは2017年1月、サイトリニューアルの際に個人情報が流出する事故を起こしている過去があります。
氏名やメールアドレスが流出対象となっており、実際に何らかの被害に遭ったユーザーは確認されていませんが、個人情報の管理について気にする方にとってはデメリットといえるかもしれません。
FUJI WiFiは違約金がなくて人気
FUJI WiFiは数あるモバイルWiFiサービスのなかでも違約金が発生しない人気の事業者です。
通信サービスといえば長期利用を前提とした契約が当然であったことを考えると、革新的なサービスといえるのではないでしょうか。
デメリットとなるポイントも少なくはありませんが、他社も比較したうえで検討してみましょう。