Broad WiMAXは数あるモバイルWiFiルータを提供している事業者のなかでもキャンペーンや特典が豊富であることが特徴的ですが、何らかの理由によって解約を検討している方も多いことでしょう。
今回は、Broad WiMAXを解約する際に注意しておくべきポイントや解約方法などを詳しく解説していきます。
この記事でわかること
Broad WiMAXは電話・WEBから解約OK
Broad WiMAXは実店舗を構えていないため、解約する際には電話もしくはWEB上から手続きを行う必要があります。手続き方法や特徴がそれぞれのケースによっても異なるため、2つの解約方法の流れや注意点について詳しく解説します。
電話で解約する方法
まずは電話での解約方法ですが、Broadサポートセンター解約専用ダイヤルに連絡をします。担当オペレーターと直接会話をしたうえで解約手続きを進めていきます。
電話をする時間帯によっても混雑度合が違いますが、平日の午後は比較的空いている時間帯のようです。ただし、Broadサポートセンターは日曜日は休みとなっているため、週明けの月曜日は終日混雑しているようです。
電話で解約する場合は担当オペレーターが更新月や解約料金などの重要項目を案内してくれるため、しらないうちに高額な解約料金が請求されるといった懸念がありません。
Broad サポートセンター
0120-651-315
0570-783-055
WEBから解約する方法
混雑を避けたい場合は、Broadお客様向けサポートサイトからオンラインで解約手続きを行うこともできます。ただし、電話での手続きとは違い、重要項目も全て自分自身で確認しなければなりません。万が一重要な項目を見逃して解約料金などが発生した場合であっても、解約に同意したとみなされるため救済はできません。
WEBページからの解約手続きは電話を待つという煩わしさがないですが、その分自己責任で行う必要があるということだけは覚えておきましょう。
Broad WiMAXを解約するときは違約金に注意
Broad WiMAXを解約する際に注意しておきたいポイントとしては、違約金があります。他社のモバイルWiFiや携帯電話の契約においても違約金は重要なポイントですが、Broad WiMAXの場合はどのような内容となっているのでしょうか。
Broad WiMAXの解約金一覧
Broad WiMAXの解約金は利用期間によって異なります。重要なのは、Broad WiMAXには2年契約がなく、3年契約のみであるということ。そのため、携帯電話で一般的な2年ごとの更新月ではなく3年ごと(初回は37ヶ月目)の更新となります。
契約期間 | 解約金 |
---|---|
1〜12ヶ月 | 19,000円 |
13〜24ヶ月 | 14,000円 |
25〜36ヶ月 | 9,500円 |
更新月 | 0円 |
ちなみに、契約更新月を過ぎてから解約をする場合は25ヶ月以降と同じ9,500円の解約金が発生します。
日割り計算ではないため25日までに解約手続きをする
Broad WiMAXの締め日は月末ではなく25日となっています。そのため、解約をする場合は更新月の1日から25日までの間に行う必要があります。26日以降となると、当月内であっても翌月扱いとなるため解約金が発生してしまうため注意しましょう。
商品を受領して8日以内なら契約解除ができる
WiMAXを提供している事業者の多くは、契約後指定日数以内であれば違約金がかからずにキャンセルすることができます。Broad WiMAXも同様で、契約から8日以内であることを条件に契約解除を行うことが可能となっています。
初期契約解除の詳細
契約解除の詳細についてもう少し詳しく解説していきましょう。
申請方法 | ・指定フォーマットへ記載し書面で提出 または ・以下の必要事項を記載のうえ書面で提出 契約ID 契約者名 契約電話番号 契約者住所 |
---|---|
申請期限 | サービス契約書類が届いてから8日以内 |
返送するもの | 端末 SIMカード(台紙含む) 付属品一式(ケーブル類含む) 保証書 パッケージ一式 |
返送方法 | 佐川急便 ヤマト運輸 ゆうパック 上記のいずれか ◆返送先 〒141-0022 東京都品川区東五反田1-2-33-7F Broadサポートセンター 送料は元払い 伝票の品名欄に「初期契約解除」と記載 |
キャンセルにかかる費用 | 新規契約事務手数料3,000円は返金されません |
その他注意事項 | 端末に不具合などがあった場合は機器損害金が請求されます ・端末を返送しなかった場合 ・欠品がある場合 ・破損、故障していた場合 |
キャンセルを行う場合はさまざまな条件があり、特に付属品などの欠品がある場合は機器損害金が発生する可能性があります。また、新規事務手数料は返金対象とならないため注意が必要です。
初回オプションサービスはすぐに解約できる
Broad WiMAXへ加入する際、キャンペーン適用のために有料オプションへ加入しなければならないという条件があります。対象のオプションは以下の通りです。
オプションサービス名称 | 月額料金 | サービス内容 |
---|---|---|
安心サポートプラス | 550円 | 端末を無料で修理 |
My Broad サポート | 907円 | メールアカウントの提供 パソコンやスマホ操作のサポート |
モバレコポイントクラブ | 400円 | ポイント会員サービス |
上記のオプションが不要であれば、契約後に途中で解除することも可能です。こちらもWEBページまたは電話で手続きを行います。
Broad WiMAXを解約しようか悩んだ時に知っておきたいこと
何らかの理由でBroad WiMAXの解約を検討している場合、知っておいたほうが良いポイントがいくつかあります。今回は以下の3つのポイントについて詳しく解説します。
- WiMAX端末は返却しなくていい
- 20ヶ月以上の端末利用で最新機種に無料交換できる
- Broad WiMAXは指定の別回線へ無料で乗り換えできる
WiMAX端末は返却しなくていい
まずはBroad WiMAXを解約した後も、現在利用中のWiMAX端末は返却する必要がないということです。端末自体はレンタルではないため、ユーザーが所有することになります。
そのため、解約後も別のキャリアでSIMを差し替えて利用できる場合もあり、端末を新たに購入する必要がなくなります。現在所有している端末が利用できるのかを確認したうえで、他の事業者との契約を検討してみましょう。
20ヶ月以上の端末利用で最新機種に無料交換できる
Broad WiMAXでWiMAX2+端末を20ヶ月以上利用しているユーザーは、無料で最新端末へ機種変更が可能です。端末の不具合や破損によって乗り換えや解約を検討している方も多いと思いますが、そのような場合はBroad WiMAXの機種変更キャンペーンをうまく活用することもおすすめです。
2019年1月に発売されたばかりのW06や、ハイスピードに対応したW05ももちろん無料で交換が可能。まずは現在の利用期間を確認したうえで検討してみてはいかがでしょうか。
Broad WiMAXは指定の別回線へ無料で乗り換えできる
Broad WiMAXの通信品質やサービス内容に満足できず、他社の固定回線に乗り換える場合には「ご満足保証」というサポートを受けることができます。対象の回線も、
- ソフトバンク光
- フレッツ光
- auひかり
- NURO光
- Yahoo!BB
など、光回線はもちろんADSL回線まで幅広くサポート。単に解約するのではなく、固定回線に乗り換える場合であっても違約金がかかることはありません。
Broad WiMAXの解約後に起こる4つのこと
Broad WiMAXを解約する際には注意しておかなければならないポイントがいくつかあります。
- 各種特典・キャンペーンが受けられなくなる
- オプションサービスが利用できなくなる
- Broadメールのメールアドレスが使えなくなる
- セキュリティサービスが利用できなくなる
その後のネット環境にも影響してくることが多いため、しっかりと把握しておきましょう。今回は4つのポイントに絞って詳しく解説していきます。
1.各種特典・キャンペーンが受けられなくなる
まずは特典やキャンペーンの適用条件からです。Broad WiMAXへ一度でも加入し解約を行った場合、その後再び新規契約をしても、さまざまな加入特典やキャンペーンの対象外となってしまいます。これは繰り返し加入と解約を繰り返すことで不正な利益を得ることを防ぐ目的で作られたルールです。
端末の割引や月額料金からの割引など、Broad WiMAXが提供する特典やキャンペーンは豊富にあるため、解約をしたことで不利にならないか十分検討してみる必要があります。
2.オプションサービスが利用できなくなる
Broad WiMAXを解約するとその後再度加入時にはオプションサービスを利用することができません。Broad WiMAXのオプションサービスには、安心サポートプラスやWiFiスポットサービスのwi2 300、キングソフトのセキュリティ対策ソフトやオフィスソフトが利用できるものがありますが、これら全て利用することができなくなってしまいます。
特にWiFiスポットのサービスは外出先でインターネットを利用する際に通信容量節約のために使い分けている方も多いと思いますが、普段使っていたWiFiスポットが使えなくなることで不便に感じる方も少なくないはずです。
3.Broadメールのメールアドレスが使えなくなる
先ほどご紹介したオプションサービスの加入制限にもつながる内容ですが、Broadメールというメールアカウントが利用できなくなります。これまでBroad メールをメインで利用してきたという方は、他社のメールアカウントに移行するかGmailのようなフリーメールのアカウントを取得して乗り換える必要があります。
4.セキュリティサービスが利用できなくなる
こちらもオプションサービスのなかでご紹介しましたが、セキュリティソフトが利用できなくなります。すでにパソコンにセキュリティソフトをインストールしている場合は、更新されなくなるため他社のセキュリティソフトをインストールし直さなければなりません。
【まとめ】Broad WiMAXの違約金に気を付けよう
Broad WiMAXは購入後のキャンセルや固定回線などへの乗り換えなど、解約に関して配慮されている事業者ですが、同時に解約金などユーザーにとって不利になる条件も十分把握しておく必要があります。
まずは現在の利用期間がどの程度なのか、解約によって解約金がどの程度かかるのかを調べることから始めてみましょう。