大手キャリアの名前が入っていることもあり、安心感のあるau WiMAX。
しかし、必ずしも大手キャリアだからといって回線が安定しているものでもなく、料金も他プロバイダと比較してお得であるともいえません。
この記事では、au WiMAXの解約の手続き方法を詳しくご紹介していきます。解約金や注意点もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
au WiMAXの解約方法
まずはau WiMAXを解約する際の方法と手順を詳しく見ていきましょう。au WiMAXは他社のプロバイダに比べて解約のハードルが高いため、十分な準備が必要です。
au WiMAXは店舗でのみ解約可能
au WiMAXの解約は、必ずauショップの店頭へ出向かなければなりません。
WiMAXプロバイダの解約といえば、電話や郵送、ホームページでの手続きが一般的ですよね。大手携帯電話キャリアの解約も店頭でなければできないのと同様に、WiMAXについても同様の基準となっているようです。
ちなみに、携帯電話ショップへ出向いた人であれば一度は経験していると思いますが、特に週末などの混み合う時間帯は長時間待たされることも少なくありません。
本人確認やサービス説明などに時間を要するため物理的な制約があるため仕方ない部分もありますが、事前に混雑状況を確認し、十分時間に余裕をもって向かいましょう。
十分に時間が確保できない状態で店頭に向かったり、閉店ぎりぎりの時間帯に向かったりすると、その日に解約手続きが完了できない可能性もあるため注意が必要です。
解約時に必要なもの
au WiMAXを解約する際に必要なものは以下の3点です。
- 本人確認書類⇒運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど
- 印鑑⇒認印
- WiMAXルーター本体
ちなみに、本人確認書類として保険証を持参した場合は、住所を確認できる書類も必要となるため注意が必要です。本人確認書類に関して不明な点があれば、事前にショップに確認したうえで来店しましょう。
au WiMAXを解約するときに気をつけること
au WiMAXを解約する際には、次の3点を抑えておきましょう。
ポイント
- 日割り計算されない
- 解約金が発生するケースがある
- ルーター代残債が一括請求される
それぞれ順番に、詳しく紹介していきます。
1.日割り計算されない
まずは解約時の料金が日割り計算されないということです。月の初旬に解約しても、月末に解約しても満額の月額料金が発生します。
そのため、月末ぎりぎりに解約したほうがお得になると考えがちですが、月末は多くのショップにユーザーが訪れるため、混雑しがちな傾向があります。
もしも解約月に一切利用しなくなったのであれば、なるべく早い段階で来店し手続きを行ったほうが良いでしょう。解約手続きを後回しにしていて、うっかり忘れていたということも防ぐことができます。
2.解約金が発生するケースがある
au WiMAXは解約のタイミングによって解約金が発生します。これは一般的なスマートフォンの2年契約とほぼ同じ仕組みですが、念のため詳細を見ていきましょう。
契約解除料 | |
---|---|
1〜25ヶ月 | 9,500円 |
26ヶ月目 | 0円 |
27ヶ月〜 | 9,500円 |
上記の表を見ていただくと分かる通り、26ヶ月目が更新月となります。このタイミングを逃してしまうと、さらに2年後の更新月まで9,500円の解約金がかかってしまうため注意が必要です。
ちなみに、au WiMAXには以下の4つのプランが存在しますが、いずれも2年契約が必須となっています。そのため、au WiMAXを契約している人は例外なく上記の解約金のルールが適用されると考えておきましょう。
- WiMAX 2+ フラット for DATA EX
- WiMAX 2+ フラット for DATA
- WiMAX 2+ フラット for HOME
- WINシングルフラットWiMAX(シンプル)
3.ルーター代残債が一括請求される
au WiMAXは契約内容にもよりますが、WiMAXルーター本体を分割契約しているケースが多いです。ほとんどが2年契約のため、2年以内に解約した場合は本体の分割金が一括で請求されます。
解約金と違ってあくまでも残債のため、2年以上利用していれば一括で請求となることはありません。解約を検討する際には、高額な出費を避けるためにも必ず端末代金として支払っている分割金がないか事前に確認しておきましょう。
解約金なしでau WiMAXから乗り換える方法
他社のWiMAXプロバイダを見たとき、料金の安さやキャンペーン内容からau WiMAXを解約して他社に乗り換えを検討する人も多いです。
実際に他社に乗り換える際にはどのような手続きを踏めば良いのでしょうか。ポイントとともにご紹介していきます。
契約更新月に解約する
まずはau WiMAXを解約するタイミングとして、解約金のかからない契約更新月に解約手続きを行うことがおすすめです。しかし、自分自身の契約内容を事細かに把握している人も決して多くありません。
もし不明の場合は、auのサポートセンターへ電話したうえで契約内容を確認しておきましょう。その際、SIMカードに割り当てられた番号が聞かれるはずなので、事前にWiMAXルーターを手元に準備しておきましょう。
解約金負担のBroad WiMAXにする
もし解約金がかかる場合であっても、更新月がまもなくやってくるタイミングであれば待ってみるのもおすすめです。
しかし、更新月まで半年以上かかるような場合であれば、解約金を払ってでも他社に乗り換えたほうがお得なケースも少なくありません。
9,500円はWiMAXの中でも高額な解約金ではありませんが、どうしても気になるようであれば、乗り換えの際に違約金を負担してくれるBroad WiMAXを選ぶのもひとつの方法です。
au WiMAXのルーターは返却しなくてよい
au WiMAXを解約した後、手元に残ったWiMAXルーター本体は返却する必要がありません。しかし、解約した後の端末があっても困るという人も多いことでしょう。どのように処分するのが良いのでしょうか。
不要になったルーターの利用方法
解約後に不要になったWiMAXルーターは、スマートフォンなどの買取専門店で買い取ってくれることもあります。また、オークションサイトやフリマアプリなどでも欲しい人がいれば売買が成立します。ただし、当然のことではありますが、状態が悪いと買取事態が不可なことも多いです。
もしくは、乗り換え先で再利用ができるのであればSIMカードを差し替えて利用できることもあります。ただし、プロバイダの多くは確実に利用できるか否かは公表していないため、あくまでも自己責任の範囲内ということになります。
乗り換え先でも新たな端末を手に入れることになるため、あくまでもサブ端末として万が一のバッテリー切れなどに備えて持っておくのがおすすめです。
au WiMAXを解約するときは解約金に注意!
au WiMAXは解約手続きがauショップでなければできないため、できるだけショップの混雑を避けてお店に向かうことがおすすめです。
また、2年契約の解約金と残債が残っている可能性もあるため、事前に契約内容を確認したうえで解約手続きを行うようにしましょう。
WiMAXのなかでは解約金の条件は厳しくありませんが、どうしても気になる場合は乗り換えの際に解約金を負担してくれるBroad WiMAXを選ぶことで出費を抑えることができるでしょう。