WiMAXを契約する際、料金プランと同じくらいに重要なのが端末選びですよね。
端末によって本体の大きさやバッテリーの持ち時間はもちろん、接続スピードまで変わってくるものです。そのため、快適なインターネットを楽しむためには端末選びは意外なほど重要なポイントといえるのです。
そこで今回は、そんなWiMAX端末のなかでも最新機種であるW06について詳しく紹介してきたいと思います。
この記事でわかること
WiMAXルーター機種を比較するポイント
まずはW06の機種について紹介する前に、大前提としてWiMAX端末はどのようなポイントに注意して選ぶべきなのか、いくつかのポイントを紹介していきます。
ポイント
- 据え置きか持ち歩きか
- アンテナの精度
- 通信速度
- バッテリーの容量
今回は4つのポイントに絞ってみました。
1.据え置きか持ち歩きか
WiMAX端末には大きく分けて2つのタイプが存在します。それは、自宅内だけでの利用を想定している据え置きタイプと、屋外を中心に利用することを想定している持ち歩きタイプです。
固定回線の代わりとして重宝する据え置きタイプは、本体も大きく手軽に持ち運ぶことはできませんが、バッテリーではなくコンセントから直接給電するため充電の持ち時間を気にする必要がないというメリットがあります。
2.アンテナの精度
2つ目のポイントが、WiFiでやり取りする際に使用されるアンテナの感度です。大元のネットワーク回線の速度は速くても、WiFiの電波を放つアンテナの性能が悪かったり、出力が小さかったりすると速度も出にくくなります。
アンテナの精度は端末によっても異なるため、できるだけ精度の高い機種を選ぶ必要があります。
3.通信速度
WiMAX端末によってサポートしている最大通信速度は異なります。将来的にエリア拡大が予定されている高速通信にも対応できるようになるため、できるだけ最大通信速度が高速な端末のほうが長く利用し続けることができるはずです。
また、WiMAX端末から無線接続または有線接続によって通信速度も異なってくるため、それららの速度もチェックしておきましょう。
4.バッテリーの容量
スマートフォンと同様に持ち運んで利用する前提のモバイルWiFi端末は、バッテリーの容量によって利用可能時間も異なってきます。
当然のことながらバッテリー容量が大きいほうが通信時間も長くなるため、できるだけ大きい容量のものを選ぶことをおすすめします。
ただし、一般的にバッテリー容量が大きくなればなるほど本体のサイズや重量もアップするため、適度なバランスを考慮することも大切です。
WiMAXルーターW06はこんな人におすすめ
まずは結論から、どのような人におすすめの機種なのか具体的に紹介していきましょう。
1.とにかく速い速度を求める人
まずはなんといっても通信速度にこだわる人にとってはW06は最適な1台といえます。
有線接続で1.2Gbps、WiFiで867Mbpsという速度は他の機種と比較してみても断トツの速度を誇ります。速度にこだわる人にとってはW06一択といっても良いほどおすすめの端末です。
2.長く使い続けられる機種を探している人
W06は最大1.2Gbpsのハイスピードプラスエリアモードに対応していますが、今後さらに対応エリアは広がっていく予定です。
現時点ではエリア外のため他のモデルを選択しておいたとしても、1年、2年といった単位で考えると、できるだけ最高速のエリアに対応した端末のほうが長く使い続けられるはずです。
3.外出先へ持ち運ぶ機会が多い人
WiMAX端末のなかでもトップクラスの薄さを誇るW06は、外出先や旅行、出張などで頻繁に持ち歩く人にとってはおすすめの1台です。
バッグのなかでもかさばることがないため、W06はスマートフォンやパソコンとセットで持ち歩いても重さを感じにくいはずです。
WiMAXルーターW06のスペックと特徴
それではここから、今回のメインであるW06というWiMAX端末のスペックや特徴を詳しく見ていきましょう。
W06のスペック
W06の主要スペックは以下の通りです。
下り最大速度 | 最大1.2Gbps |
---|---|
上り最大速度 | 最大75Mbps |
重量 | 125g |
本体サイズ | 128x64x11.9mm |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
連続通信時間 | ▼ハイスピードモード(WiMAX2+) ・ハイパフォーマンス設定:約 430 [分] ・スマート設定 :約 540 [分] ・バッテリーセーブ設定 :約 700 [分] ▼ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX2+、LTE) ・ハイパフォーマンス設定:約 300 [分] ・ノーマル設定 :約 400 [分] ・バッテリーセーブ設定 :約 600 [分] |
W06の特徴
W06はWiMAX2+およびau 4G LTEのエリアに対応したWiMAX端末で、色はBlack×Blue、White×Silverの2色から選択できます。
高性能・高感度アンテナを搭載し、広い宅内であっても広範囲にWiFiの電波を届けることが可能。連続通信時間は最大9時間を誇り、16台もの同時接続を可能にしています。
WiMAXルーターW06を選ぶメリット
W06を選ぶことでどのようなメリットがあるのでしょうか。今回は4つのポイントにまとめてみました。
1.下り最大867Mbpsの速度
まず、W06の最大のポイントは、WiFi接続時に下り最大867Mbpsもの通信速度を誇る点にあります。
WiMAXが展開している「ハイスピードプラスエリアモード」とよばれる下り最大1.2Gbpsのエリアに対応しており、光回線と同等かそれ以上の高速通信を可能にしています。
現時点でハイスピードプラスエリアモードは東名阪のみの一部地域で対応していますが、今後さらにエリアが拡大してくる予定です。
また、WiFi接続の場合は最大867Mbpsですが、有線接続になると最大1.2Gbpsの通信が可能な仕様となっています。
2.高性能のアンテナ
W06はWiFi接続時に有効な技術「Wi-Fi TXビームフォーミング」に対応しており、従来に比べて20%もの通信速度が向上しています。
TXビームフォーミングとはデバイスの位置を把握し、そこにWiFiの電波をピンポイントで送信するという技術です。これにより、四方八方に電波を飛ばすのではなく、より効率的な伝搬が可能になりました。
3.広い対応エリア
W06はWiMAX2+だけではなく、au 4G LTEのエリアにも対応しており、広いエリアに対応しています。
特に山間部や海岸沿いはWiMAX2+の電波だけでは弱い地域もあるため、そのような場所においてau 4G LTEは心強い味方になってくれることでしょう。
4.コンパクトなサイズ感
W06は現行のWiMAX端末のなかでもトップクラスの薄さを誇ります。11.9mmという薄さは、名刺約50枚に相当します。
また、本体の長さや幅もスマートフォンよりも2周り程度小さい仕様で、バッグに入れて持ち運ぶ際にもかさばることはありません。
WiMAXルーターW06のデメリット
W06のメリットの一方で、デメリットとして考えられることはないのでしょうか。今回は唯一、W06の弱点として考えられるバッテリー容量について挙げてみました。
バッテリーの容量が比較的少ない
W06のバッテリー容量は約3,000mAh。連続使用時間としてはエコモードで約11時間40分となっており、これは同じWiMAX端末であるWX05に比べると2時間30分ほど少ない仕様です。
しかし、全体的に見て比較してみると極端に少ないというものではないことも確かです。あえて今回はデメリットとして挙げていますが、モバイルバッテリーなどもうまく活用することで十分カバーできる範囲といえるでしょう。
WiMAX端末選びで迷ったらW06がおすすめ
数あるWiMAX端末のなかで、W06は最上位に位置する端末です。
多くのWiMAXプロバイダでは端末が無料もしくは低価格で販売されているため、迷ったらとりあえずW06を選んでおけば間違いないはずです。
WiMAXをお得に契約したい方は、下記のWiMAXプロバイダを比較した記事も参考にしていただければ幸いです。