数多くのプロバイダが存在するWiMAX。さまざまなキャンペーンが行われていることから、契約期間が終了と同時に解約し、他社に乗り換えを検討するユーザーも多いです。
しかし、プロバイダによって契約内容も少しずつ異なり、乗り換える際にどのような方法がもっともお得であるのか分かりづらいという人も多いものです。
各社に共通して言えることは、WiMAXの最低利用期間で乗り換えるのがおすすめということ。そこで今回は、WiMAXを乗り換える際にもっともお得な方法をご紹介します。
この記事でわかること
WiMAXを最低利用期間で乗り換えるメリット
まずはWiMAXを最低利用期間利用した後で乗り換える際のメリットについて見ていきましょう。
ポイント
- 更新月だと違約金がかからない
- 新規契約特典を受けられる
- 月額料金を安くできるケースがある
- 最新機種を手に入れられる
今回は4つのポイントを挙げて考えてみます。
1.更新月だと違約金がかからない
まずは最も大きなメリットとして、契約更新月の乗り換えであれば違約金が発生しないということがポイントです。WiMAXの違約金はプロバイダによっても異なりますが、最大で約2万円前後の金額がかかります。
一部のプロバイダの中には3万円以上の違約金が発生するケースや、端末違約金が発生するケースも存在し、その場合は非常に高額の違約金を支払わなければなりません。
そのような金銭的負担が最も少なくて済むのが、更新月での乗り換えです。
2.新規契約特典を受けられる
乗り換え先のWiMAXプロバイダでは、新規加入と同時にさまざまな加入特典が用意されているケースがほとんどです。
端末代金の大幅な割引はもちろん、キャッシュバック特典や月額料金の割引き、なかには他社プロバイダの違約金相当をキャッシュバックしてくれるプロバイダも存在します。
3.月額料金を安くできるケースがある
新規契約特典のひとつでもご紹介しましたが、毎月の利用料金を一定金額割引してくれるプロバイダも存在します。月々の支払いが軽減されるため、大きなメリットといえるでしょう。
プロバイダのなかには月額料金の割引がないかわりにキャッシュバックを提供しているケースもあります。
これは個々のユーザーの考え方によっても変わりますが、一度にまとまった現金を受け取るのか、または月々の料金に少しずつでも還元していくのかは双方にメリットがあります。
また、月額料金という面で考えると、多くのWiMAXプロバイダは25ヶ月以上利用すると月額料金の割引が終了し、結果として毎月の料金が高くなってしまう傾向にあります。
これも多くのユーザーが最低利用期間で乗り換えを検討する大きな要因となっています。
4.最新機種を手に入れられる
4つ目のポイントとして考えられるのは、乗り換えた先のWiMAXプロバイダで最新機種を安く手に入れられるということです。
WiMAXルーターを2年も利用していると、規格が古くなって機能が制限されていたり、端末自体にキズがついたりしてその価値は低くなっているものです。
最新機種に変えることによって、接続スピードも向上し利便性が高くなることが期待できるでしょう。
WiMAXを最低利用期間で乗り換えるデメリット
WiMAXを最低利用期間で乗り換える際に考えられるのは、必ずしもメリットだけではありません。反対にデメリットとして考えられることはないのか、ご紹介していきましょう。
今回は2つのポイントを挙げてみます。
1.乗り換え手続きが面倒
まずは乗り換えのための手続きが面倒であるということです。多くのWiMAXプロバイダでは来店の必要はないものの、電話やWEB、書面などでの解約手続きが必要となります。
契約内容を吟味したり、内容に誤りがないかなどを確認する手間も意外とかかるもので、そのような煩わしさを感じる点においてはデメリットといえるでしょう。
しかし、月額料金の安さや魅力的なキャンペーンが多いため、多少手間がかかったとしても乗り換える価値は大きいといえます。
2.サービスが悪くなることがある
もうひとつのデメリットとして考えられるのは、乗り換えた先のWiMAXプロバイダのサービス内容によっては、乗り換える前よりも悪く感じられる可能性があるということです。
ただし、このようなケースは非常に稀であり、それほど気にしなくても良いでしょう。
このように、WiMAXを最低利用期間で乗り換えることによって考えられるデメリットはゼロではありませんが、総合的に考えて他社に乗り換えたほうが圧倒的にメリットのほうが大きいことが分かります。
WiMAXの乗り換えはプロバイダ選びを慎重に!
WiMAXプロバイダを他社に乗り換える際、どのようなポイントを基準に選べば良いのでしょうか。
WiMAXのプロバイダ料金比較
WiMAXプロバイダは非常に多くの数があり、料金相場はあるものの細かな条件やサービス内容は慎重に選ぶ必要があります。安易に料金の安さだけに惹かれて選んでしまうと、思わぬ落とし穴があるということも可能性としてはゼロではありません。
WiMAXの契約は2年、3年、4年といったように契約期間によっても内容が変わります。特に料金プランは非常に重要で、複数のWiMAXプロバイダを比較したうえで選ぶ必要があります。
詳しくは、WiMAXプロバイダ各社の料金を比較した記事を参考にしながら検討してみてください。
契約更新月以外の解約なら違約金負担のBroad WiMAXがおすすめ
そろそろ契約更新月が近いと考え、WiMAXプロバイダへ確認をしたら更新月がすでに過ぎてしまっていたというケースが少なからずあります。
もしも更新月が過ぎてしまっていると、さらに2年や3年後のタイミングがやってくるまで違約金がかかってしまいます。
しかし、そのような方でも安心して乗り換えが可能なWiMAXプロバイダがあります。Broad WiMAXは他社からの乗り換えを条件に、違約金相当分をキャッシュバックしており、乗り換えのタイミングを気にしなくても問題ありません。
高額な違約金がネックになって乗り換えができていない方は、ぜひBroad WiMAXを検討してみてはいかがでしょうか。
WiMAXから固定回線に乗り換えた方が良いケース
WiMAXを利用しているにもかかわらず、使い勝手が悪いと感じている方は固定回線への乗り換えを検討したほうが良いケースもあります。
WiMAXと固定回線それぞれのメリット、デメリットを挙げながら、どのような人がWiMAXに向いているのかを考えてみましょう。
WiMAX | 固定回線 | |
---|---|---|
メリット | ・屋外でも使える ・利用料金が安い ・工事不要で即日使える |
・速度制限が一切ない ・回線が安定している |
デメリット | ・3日間で10GBの速度制限がある ・速度制限に達してしまうと1Mbpsに制限される |
・宅内でしか使えない ・工事が必要で開通までに時間がかかる ・月額料金はWiMAXに比べるとわずかに高い |
向いてる人 | ・旅行や出張の頻度が多い人 ・自宅と屋外のインターネット回線を一本化したい ・動画を見る頻度はそれほど多くない |
・動画を見る頻度が多い ・一切の速度制限を気にせず使いたい ・自宅にいる時間が長い ・インターネットに複数のデバイスを接続する |
WiMAXの乗り換えをするときに気をつけること
WiMAXを乗り換える際に注意すべきポイントをいくつかご紹介していきましょう。
ポイント
- 契約更新月を確認する
- 違約金自己負担額を計算する
- 初期費用がどれだけかかるか計算する
- 月額料金がどう変化するか計算する
- どんな新規契約特典を受けられるか確認する
他社のプロバイダで魅力的なキャンペーンを実施しているからといって、安易に解約して乗り換えをしてしまうと高額な違約金が発生し、反対に損をしてしまう可能性もあることから十分に注意しましょう。
1.契約更新月を確認する
まずは何よりも重要なのが、現在契約しているWiMAXプロバイダの契約更新月を確認するということです。契約更新月は会員専用のWEB上で契約内容のページからも確認できるため、事前に確認しておきましょう。
もしもインターネットがない場合や、ログインができない場合、または見方がよく分からない場合はWiMAXプロバイダ各社のサポートセンターに電話し問い合わせてみましょう。
2.違約金自己負担額を計算する
契約更新月が分かったら、今解約した場合にいくらの違約金が発生するのか計算してみましょう。
WiMAXプロバイダや契約内容によって違約金の条件もさまざまですが、一般的には利用期間が短ければ短いほど違約金も高額になりがちです。
典型的な例としては、1年以内での解約であれば約20,000円、1年以上2年以内の場合は約15,000円の違約金が発生することが多いです。
これらの金額はあくまでも一例であるため、なかには3万円を超える違約金や端末違約金が別途発生するWiMAXプロバイダも存在します。違約金の額の計算が不安であれば、かならずサポートセンターへ電話し直接聞いておきましょう。
3.初期費用がどれだけかかるか計算する
現在利用しているプロバイダの違約金が判明したら、次に乗り換え先のWiMAXで最初にかかる費用がどの程度なのかを確認します。多くのプロバイダに共通しているのが新規事務手数料として3,000円が必要になります。
プロバイダによっては端末代金として頭金や一括払い金が必要になるケースもあります。端末代金は無料のプロバイダも多いものの、事前に確認しておくことは必須です。
4.月額料金がどう変化するか計算する
違約金や初期費用など、乗り換え時にかかるお金がどの程度なのかが把握できたら、毎月かかる月額料金がどのように変化するのかシミュレーションしてみましょう。
このとき重要なのが、現在の料金と乗り換え先のプロバイダ料金の比較はもちろんですが、現在のプロバイダ契約を続けた場合の料金も確認しておくことです。
多くのWiMAXプロバイダでは利用期間が長くなると料金も上がる傾向にあるため注意が必要です。
長期で利用していれば料金は安くなるものと考えがちですが、WiMAXの場合はそのような料金体系ではないことが多いことを覚えておきましょう。
5.どんな新規契約特典を受けられるか確認する
最後のポイントは、乗り換えた先のプロバイダでどのような特典が用意されているかという点です。
キャッシュバックや端末代金の割引など、契約時にメリットがある特典はもちろんですが、月々の料金を割り引く特典が用意されているWiMAXプロバイダもあります。
トータルで見たときに、どの程度お得になるのが慎重に判断する必要があります。
WiMAXの乗り換えをするときはどれだけお得か考えよう
WiMAXプロバイダは多種多様なキャンペーンで新規ユーザーを多く獲得していますが、実際に乗り換えを検討する際には違約金の有無や月額料金など、判断しなければならないポイントが多くあります。
キャッシュバック金額の高さだけで判断してしまうと、トータルで見たときに高くなってしまうこともあるため慎重に考える必要があります。
今回の内容を乗り換えの際の参考にしていただけると幸いです。