モバイルWiFiサービスを提供しているWiMAXですが、旧プランである「WiMAX」が2020年3月31日にサービス終了となることをご存知でしょうか。
今回はサービス終了となる対象の詳細と今後の対策について詳しくご紹介していきます。
この記事でわかること
【2020年3月31日】旧WiMAXサービスが終了する
現在WiMAXを利用しているユーザーのなかには、「2020年にWiMAXが終了」と聞いて驚いた方も多いのではないでしょうか。まずはWiMAXが提供しているサービスを整理するとともに、どのプランが終了の対象となるのか確認していきましょう。
WiMAX2+は終了しない
UQコミュニケーションズが提供するWiMAXには「WiMAX」と「WiMAX2+」の2種類が存在します。WiMAXは2009年にサービスを開始し、その後2013年からWiMAX2+のサービスが追加となりました。
今回対象となっているのは、2009年に開始した旧プランの「WiMAX」のみであり、現在メインとして提供しているWiMAX2+のサービスは引き続き利用することができます。
古い周波数のみ終了する
今回サービスが終了するのは旧プランであるWiMAXのみであるため、ここ数年のうちに契約したWiMAX2+のユーザーは影響を受けることはありません。
ちなみに、なぜ今回WiMAXが終了するのかというと、現在WiMAXとして提供している電波の周波数帯をWiMAX2+に全て移行するためです。これによって、より高速で高効率な通信が可能となります。
WiMAX2+は通信速度が速い
WiMAXとWiMAX2+の最大の違いは通信速度の速さにあります。
WiMAX | WiMAX2+ | |
---|---|---|
下り | 最大13.3Mbps | 最大558Mbps |
上り | 15.4Mbps | 30Mbps |
「おトクに機種変更」ができる
WiMAXの終了にあわせて、現在旧プランであるWiMAXを契約しているユーザーは「おトクに機種変更」というキャンペーンが適用され、指定機種を無料で交換することができます。
旧プランで対象となるのは以下のいずれかのプランで契約しているユーザーです。
- UQ Flat年間パスポート
- UQ Flat年間パスポートハート割
- UQ Flat
- UQ Step
また、無料で交換対象となる端末は以下の中から好きなものを選択可能です。
- Speed Wi-Fi NEXT WX05(クレードルセットは2,700円)
- Speed Wi-Fi NEXT W05(クレードルセットは2,400円)
- Speed Wi-Fi NEXT W06
- WiMAX HOME 01
- Speed Wi-Fi HOME L02
- Speed Wi-Fi HOME L01s
選択できる機種も幅広く、屋外利用を前提としたW06や、屋内用のL02、屋内外対応のW05など、あらゆる用途のユーザーに最適な端末が揃っています。
料金プランは2年契約と3年契約があり、3年契約の場合はLTEオプション1,005円が毎月無料となります。そのため、この先も長期でWiMAX2+を利用し続ける予定のユーザーは、3年契約での利用がおすすめです。
キャッシュバック重視の方はGMOとくとくBBがおすすめ
これまでUQ WiMAXを利用してきたユーザーは「おトクに機種変更」キャンペーンに申し込むのも良いですが、この際他社のプロバイダへの加入も検討してみるのもおすすめです。
プロバイダによっては多額のキャッシュバックキャンペーンを行っているところもあり、なかでも「GMOとくとくBB」では最大37,000円ものキャッシュバックを受け取ることができます。しかし、数あるWiMAXのプロバイダのなかで、なぜGMOとくとくBBだけがこれほどまでに多額のキャッシュバックを行っているのでしょうか。
GMOとくとくBBのキャッシュバックが高い理由
たとえばUQ WiMAXの場合、全国の家電量販店やショッピングモールに店舗を構えて販売網を持っています。営業スタイルとしては高い集客と宣伝効果にもなるのですが、同時に多額の人件費や販売コストもかかってしまいます。
一方GMOとくとくBBの場合はWEB上での販売に特化し、人件費や店舗維持費を極限まで削減。販売コストをかけないことによって利益をユーザーに還元するというスタイルで営業しています。
月額料金で選ぶならBroad WiMAXがおすすめ
キャッシュバック以外にも月額料金の安さでプロバイダを選びたいという方も多いことでしょう。そんなときにはBroad WiMAXへの加入がおすすめです。BroadWiMAXは月7GBプランであれば月額2,726円での利用が可能。無制限プランでも月額3,411円と低額で安心して利用できます。
乗り換え時に他社の違約金を負担してもらえる
また、乗り換え時に心配な他社の違約金についても上限19,000円までであればBroad WiMAXが負担してくれます。さらに契約事務手数料も不要で初期費用がかかりません。キャッシュバックの手続きが面倒であったり、後になって忘れそうで不安だという方はBroad WiMAXで即時特典を受けるという選択もおすすめです。
また、これまでの料金を見直し、できるだけ安いプランに乗り換えたいという方もBroad WiMAXはおすすめ。WiMAXのなかでもトップクラスの安さを誇るBroad WiMAXであれば、通信費の節約につながるはずです。
【2019年3月現在】おすすめの契約プラン・機種
WiMAX2+に移行するにあたり、具体的にどのような基準で料金プランや機種を選べば良いのでしょうか。おすすめの料金プランの選び方と機種について詳しく解説していきましょう。
利用頻度に合わせて契約プランを決める
WiMAX2+の料金プランは大きく分けて2つのパターンが存在します。ひとつは月間のデータ量が決められている通常プラン、もうひとつは従来のWiMAXのような容量制限のないギガ放題プランです。料金プランを選ぶ際には、この月間7GBを使い切るか否かが大きなポイントになってくるでしょう。
たとえばモバイルWiFiルーターを利用する頻度が少なく、普段は自宅の固定回線でインターネットを利用している方は7GBの通常プランでも十分です。しかし、自宅でも外でもメイン回線としてモバイルWiFiルーターを利用している場合は、あっという間に7GBに到達してしまう可能性が高いです。
そのため、利用頻度の高い方はギガ放題プランを選択することがおすすめです。ちなみに、7GBのデータ量の目安を記載しておきますので参考にしてみてください。
メール送受信 | 約14,000通 |
---|---|
WEBページ閲覧 | 約25,000〜45,000ページ |
動画視聴 | 約30時間 |
音楽のダウンロード | 約1,500曲 |
機種は「W06」がおすすめ!
WiMAX2+へ変更する際の機種としては、圧倒的にW06がおすすめです。メリットのほうが多いですが、デメリットも併せて解説します。
メリット
- 2019年1月に発売されたばかりの最新機種
- 通信速度が最速(最大558Mbps)
- 電波の受信感度が高く、20%程度速度が速い
デメリット
- バッテリーが内蔵型で自分で交換できない
【まとめ】2020年3月31日以降利用できなくなるのは旧WiMAXだけ
今回のもっとも重要な内容をあらためて確認しておくと、「旧プランのWiMAXが2020年3月で終了となる」ということです。終了となるのはあくまでも旧プランのみであり、現在メインとして提供されているWiMAX2+はそのまま利用できます。
今一度契約内容を確認いただき、もし対象となっていたら今回ご紹介したプロバイダも検討してみてください。